角川文庫
永遠の闇に眠れ
メアリーHクラーク著
山本留美子訳







アドバタイジングがメインだった永田千秋が、エディトリアルジャンルにおいてカバーイラストレーションデビューした作品。

当初角川文庫で、決定校となっていた「ザ・クライ」のタイトルが、このイラストによって急きょ「永久の闇に眠れ」タイトル変更という異例な事となった。

この作品により永田千秋は、「イラストレーションやデザインというビジネスは自己のためのみならず、翻訳家や編集者、原作者、読者のために貢献するものである」と学ぶきっかけとなった。

当時編集者・現翻訳家とは現在もプライベートで交流あり、永田の動物ボランティアから白い犬を譲った事もある。
創元推理文庫
夢の棘
ピーターロビンスン著
幸田敦子訳








横向き人物はインパクトに欠けるという理由から採用されることはめったにない。

本文冒頭に登場するアツモリソウを配置。

このアツモリソウは山野草を愛する永田千秋の父が
育てたものを使用し、父子合作となる。
朝日ソノラマ
月刊獅子王
shishioh gallery1
WILDERNESS AREA
(自然保護区域)





無題、自由に、という初の依頼に戸惑った作品。

当時、湾岸戦争まっただ中にあり、昼夜テレビにて黒い重油にまみれ苦しむ鳥たちの姿に涙した。

自分の無力を痛感するが、これからの人生においてせめて私の身の周りの動物だけは守り抜くと決意し、イラストへその志を記した。

地球を、環境を、野生動物と愛玩動物のために守りたい。
私の小さなブレインはいまだ日々動いている。
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